マスクの性能表示は分かりにくい?
マスクを買おうとしたら「PFE」とか「BFE」とか書いてました。これはどういう意味なんですか?教えて下さい。
分かりました!今回はPFE・VFE・BFEといった「マスクの性能」の違いについて説明しますね。
今回はマスクの性能に関する知識を学びましょう。
マスクの性能表示は目的で見分けよう
マスクのパッケージを見ると、PFEとかBFEとかいうマークがついています。
実際にスーパーやコンビニ、ドラッグストアで手に取ってみて下さい。
これは家庭用マスクの性能を示すマークです。
このマークの読み方が分かればウィルス対策に何を買えばいいのか分かるようになります。この記事を一度は読んでおいてください。
マスクの性能評価
マスクの性能評価3つ
日本のマスクの性能試験にはいくつかの種類があります。
これらはフィルター効率(ウィルスなどを通すか通さないか)について評価したものです。
- PFE
- VFE
- BFE
結論、PFEが最もグレードが高いです。
一つ一つ説明します。
PFE
マスクで一番有名なのがPFE(ピーエフイー)という規格です。
PFEとは、Particle Filtration Efficiencyの略称で、日本語訳は「微粒子捕集(濾過)効率」です。PFE試験を受けたマスクはPFEマークが付きます。
PFEは、マスクなどのフィルタ材が、微小な試験粒子を捕集(濾過)する性能を試験します。昔から花粉粒子や細菌の捕集効率試験はありましたが、それらより小さい粒子に対応しているのが特徴です。フィルター対象は「0.1μm」です。ウィルスを通さないかどうかをチェックしています。
PFE試験はウィルスを防止できるかどうかをチェックする試験です。
- インフルエンザウイルス
- コロナウィルス
- 結核菌ウイルス
上記のような「小さなウィルス」を通さないかどうかをチェックしています。
VFE
他にも有名なマスク規格としてVFE(ブイエフイー)という規格があります。
VFEとは、Virus Filtration Efficiencyの略称で、日本語訳は「ウィルス飛沫捕集(濾過)効率」です。VFE試験を受けたマスクはVFEマークが付きます。
VFEは、マスクなどのフィルタ材が、ウィルスを含む微粒子を捕集(濾過)する性能を試験します。フィルター対象は「1.7μm」です。風邪やインフルエンザによる飛沫(ツバ)の大きさです。
VFEは、風邪のウィルスが入ったくしゃみの飛沫が飛ばないかどうかをテストしています。
BFE
他にも有名なマスク規格としてBFE(ビーエフイー)という規格があります。
BFEとは、Bacterial Filtration Efficiencyの略称で、日本語訳は「バクテリア飛沫捕集(濾過)効率」です。BFE試験を受けたマスクはBFEマークが付きます。
BFEは、マスクなどのフィルタ材が、細菌(バクテリア)を含む微粒子を捕集(濾過)する性能を試験します。フィルター対象は「3μm」です。やや大きいサイズです。花粉の大きさ+飛沫(ツバ)の大きさです。
BFEは花粉を通すか通さないかのテストだという認識をしておけばいいでしょう。
新型コロナウィルスにはPFE
「新型コロナウィルス(SARS-Cov2)」の大きさは0.05~0.2μm程度です。
新型コロナウィルスはSARSウィルスの1種です。SARSウィルスを防止するためには、下記の試験を受けたマスクをしておけばいいと言われています。
- PFE試験
- N95及びFFP2規格
- 0.1um微粒子遮断率99%以上
実はPFE以外にもいくつか規格試験はあります。医療用マスクのグレードであるN95等があります。ただ、そうでなくても「0.1μm微粒子遮断率99%以上」と書かれてあれば、PFEやN95レベルの性能があると理解しておいて問題ありません。
花粉対策ならBFE
花粉対策専用に作られた試験がBFEです。
もしウィルス関係なく、春先に花粉症を防止したいという考えなのであれば、BFEマークのマスクを購入しましょう。無理にPFEやVFEを購入する必要はありません。
花粉症にはBFEグレードで十分です。逆にPFEを買うとメッシュが細かすぎて息苦しいかもしれません。
PFE・VFE・BFEは%評価
マスクのパッケージを見ると「BFE99%」や「PFE95%」などと書かれています。
これは各種性能試験の結果を表しています。
「何パーセントの粒子を通さなかったか」という試験なので、数字が大きい方、すなわち99%に近い方が優秀だということです。95%以上のものを買うことを推奨します。
実際に比較してみた
マスク3種類の比較
実際に3種類のマスクを比較してみました。
比較したのは下記3つです。
不織布3層マスクPro
Amazonでは売り切れていて楽天でしか買えないかもしれません。
ドラッグストアで見かけるPFEグレードのマスクです・
はなぶさBFEマスク
BFEグレードのマスクです。
Ecomsoft
Amazonや楽天では買えないかもしれません。
昔のマスクで、特にマークはついていません。
(最新のものだともしかしたら性能検査しているかもしれません)
マスクを並べてみた
まずはマスクを並べてみました。
上からPFEグレード、BFEグレード、無印です。
正直、どれも全く変わらないように見えます。
見た目は全く変わらないですね・・・
PFEでもBFEでも無印でも見た目は変わらない、これが結論です。
マスクのフィルタを比較してみた
次に、マスクをはさみで切ってみました。
そして、中のフィルターを取り出して比較してみました。
マスクはどれも3層構造になっていました。
そして、真ん中に「フィルター」と呼ばれるものが入っていました。
両サイドにあるのが不織布です。これは実際に肌に触れる部分です。
実際に並べてみるとこうなりました。
写真では見づらいですが、こういう違いがありました。
- PFEとBFEはフィルターが細かいように見える
- PFEが一番不織布の肌触りがいい
- 無印はフィルターが厚め
個人的な感想になってしまいますが、PFEはフィルターや不織布を触った感じも高級感がありました。
やはり、購入するならPFEがおすすめなのかなと感じました。
もちろん、BFEや無印のマスクの方が安いと思うので、そちらでもいいのかなとおもうのですが、おすすめはPFEですね。
どれも良さそうですが、やっぱりPFEが良さそうですね!!
最近のマスクはどれも素晴らしいです!花粉症やウィルス対策等、用途に応じて購入を検討してみて下さい。
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コンビニでも売っていますが、フィッティがおすすめです。
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