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企業の防災担当者の担当業務に「備蓄品の調達・管理」があります。
でも意外とこの業務、選ぶのも難しいし購入も面倒ですよね。ワンパッケージになっている防災セットがあれば簡単なので、うれしい限りです。
- 「防災セットを揃えたいけど、何を買えばいいかわからない」
- 「オススメの防災セットはないの?」
そんな企業の防災担当者のために、今回はおすすめの防災セットと選び方を紹介します。
企業向けの備蓄品ガイドライン
まず前提です。地震や台風が備蓄品に関する「法令」はありません。
しかし、企業が備蓄品を準備するときに参考になる「ガイドライン」はあります。
このガイドラインに従って揃えましょう。2つあります「内閣府の帰宅困難者対策ガイドライン」と「東京都防災ホームページ」です。まずはガイドラインを簡単にチェックしましょう。
参考1:内閣府の帰宅困難者対策ガイドライン
平成27年3月に内閣府(防災担当)によって作成されたガイドラインです。
ガイドライン23ページの、一斉帰宅抑制における従業員等のための備蓄の考え方が参考になります。抜粋すると下記4点が推奨されています。
- 「水」を1人9リットル分
- 「主食」を1人9食分
- 「毛布」を1人1枚
- その他、簡易トイレ、トイレットペーパー、携帯ラジオ、懐中電灯、乾電池、救急医療薬品類等
対象者は施設で勤務する従業員全員です。「3日分の備蓄量の目安」が記されているので何を揃えたらいいのか分かりやすいですね。9リットルと言ってるのは3日分だということです。
参考2:東京都防災ホームページ
「施設内待機のための備蓄の確保のページ」が参考になります。
施設内待機のための備蓄についてのポイントが分かりやすく示されています。対象となる従業員、3日分の備蓄量の目安、備蓄品目の例示の3つが備蓄の目安としてまとめられています。原則、内閣府と同じです。
コンパクトな内容で非常にわかりやすいです。首都圏の企業でなくてもこのページは推奨できます。
企業の防災備蓄品セットの揃え方
ガイドラインがあることは分かりました、では具体的にどんな防災備蓄品セットを買うのがいいのでしょうか?
おすすめの購入の仕方は「防災セット」と「非常食」を分けて購入する方法です。
そうすると管理が非常に楽です。
なぜなら、非常食の更新がカンタンになるからです。
防災セット(ラジオや電池、ブランケットなど)は賞味期限がないため、更新する必要はありません。そのままずっと置いておくことができます。
一方、非常食(保存水と食料)は、1~7年くらいのサイクルで賞味期限が来ます。賞味期限がきたら一括で買いなおせばいいのです。
この方法なら、わざわざ20品以上ある防災グッズを個別に買い集める必要がありません。手間がなくてラクだし、一括購入なので費用も安くなります。
企業オフィス向けの防災セット9点
ここでは「おすすめの企業向け防災セット」を紹介します。
1)ラピタ 防災セット A4エマージェンシーケース
LA・PITA(ラピタ)防災セット A4エマージェンシーケース
おすすめ度:★★★★★
A4サイズに1日用の帰宅困難者対策グッズを詰め込んだ防災セットです。ケースはプラスチック製なので、劣化が少なくて丈夫です。
企業向けに作られた専用の防災セットです。
セット内には、保存水・保存食はもちろん、固い床の上でも快適に休めるエアーマットを採用された充実したセットになっています。帰宅困難時に頼りになる災害対策グッズです。
4,298円とお手頃価格なので、一番のおすすめです。
2)HIH ハザードバッグ20 Regular
HIH 防災グッズ 防災セット 1人用 ハザードバック20 Regular 防水バッグに入った非常用持ち出し袋
おすすめ度:★★★★★
企業向けに作られた専用の防災セットです。
福島県の被災企業が考案作成した防災セットです。被災の経験から厳選した防災アイテムが入っています。身近で入手しにくい防災アイテムが多いのも魅力的です。
また避難用防水バッグなので、断水時・避難先などで大容量の給水バッグとしても利用できます。
5,282円です。これだけ商品が入っているのにお値打ち価格です。しかもAmazonプライムが使えるため、すぐに到着します。
3)河本総合防災 3DAYライフカプセル
おすすめ度:★★★★☆
企業向けに作られた専用の防災セットです。
会社向けの備蓄セットとして最適です。「3日分の非常食」に特化したシンプルなセットです。保存期間は7年です。そこまで防災グッズは入っていません。
7,018円とやや高めですが、非常食が3日分付いているため、これだけ買えば非常食を分けて買う必要すらありません。企業としては一番コスパがいいかもしれません。
4)キングジム 災害帰宅セット KTS-100
おすすめ度:★★★★☆
企業向けに作られた専用の防災セットです。
防災エアーマット、非常時用簡易トイレ、ライスクッキーなどがセットになっています。A4ファイルサイズなので、書棚や机の引き出しなど収納スペースに合わせ縦・横どちらでも保管ができます。
個装箱がまくら代わりになるので、帰宅困難時の仮眠に便利です。しかも仕切り付きなので隣が近くても目線を気にせずに寝られます。また箱の中に貴重品を入れてまくらにすることで睡眠中の盗難予防にもなります。
5184円です。Amazonで買えるので「早めに欲しい」ならこれを買いましょう。
5)万が一.com 帰宅支援セット
防災グッズ 帰宅支援セット -会社に常備しておきたい防災用品セット(非常用持出し袋)-
おすすめ度:★★★★☆
企業向けに作られた専用の防災セットです。
会社やオフィスに常備しておきたい防災用品セットです。ダイナモ多機能ライト、非常用5年保存カンパン、レインコートなどがまとまっています。オフィスから帰宅するまでに必要なアイテムが厳選されおり、オフィスのロッカーなどに備蓄できます。
帰宅難民となったときや避難場所までの避難時に適しています。初期セットとしての購入におすすめです。
7,280円です。やや高めですが充実しています。
6)山善 防災バッグ
山善(YAMAZEN) 防災バッグ 避難用アイテム30点入り レッド 32×16×43cm 大容量 取っ手付き YBG-30R
おすすめ度:★★★☆☆
一般向けの防災セットですが、おすすめします。
万が一の事態に備えるセット内容になっています。30点がジャストサイズに収まった防災リュックです。1人1袋持てるよう、女性や子供でも移動しやすいように重さ約2kgの軽量のリュックタイプになっています。
3,880円なので「かなり安い」です。コストを抑えたいならコレを買いましょう。
7)Zstyle 集中豪雨対策セット
Zstyle 集中豪雨対策セット (一人用防災セット)SGT-150
おすすめ度:★★★☆☆
一般向けの防災セットですが、おすすめします。
台風や津波など、水害対策専用品です。
10年保存水、7年保存食などがまとまった防災のプロが厳選した17点セットです。特に伸縮タイプの懐中電灯が使いやすく、他ではなかなか手に入りません。
13,619円と高いですが、広島や愛知、静岡、大阪、仙台、岩手、福島など、津波や洪水リスクの高いエリアの企業なら、これが一番かもしれません。
8)Defend Future Relief
Defend Future 防災セット 1人用 Relief [厳選43点セット] DD-EK01RLF(Relief)
おすすめ度:★★★☆☆
一般家庭向けの商品ですが、シリーズ累計50000個の「超」人気商品です。
購入日から5年間の保証付で安心です。防災リュック、ダイナモラジオライト、アルファ米などの38種類43点がセットになっています。軽さが約4.2kgで被災した際に背負って走ることができる軽さです。
12,800円なのでやや高いですが、一番人気の防災セットが欲しい人はコレを買って下さい。
9)防災防犯ダイレクト 避難セット
防災セット 地震対策30点避難セット 避難生活で必要な防災グッズをセットした非常持出袋
おすすめ度:★★★☆☆
一般家庭と企業向け両方の商品ですが「最高の防災セット」と名高い一品です。
被災者の声をもとに防災士が厳選した、ダイナモ多機能ライト、5年保存水、缶詰ソフトパンなどの30種類の防災セットです。
大手企業や官公庁でも配備され、テレビでも話題になりました。女性や高齢者でも安心の重量5kgで持ち出すのが楽です。
20,800円と高いですが、女性や高齢者の多い職場にはコレが一番おすすめです。
1番のおすすめは?
1番のおすすめは防災セット A4エマージェンシーケース(LA・PITA)です。
理由は3つあります。
1つ目は値段です。4298円とリーズナブルな値段で水や非常食などのグッズが揃うのは魅力的です。
2つ目はエアーマットです。単品で買うと1000円くらいするエアーマットが入っているのでとてもお得です。避難時に柔らかいマットがあると安心ですよね。
3つ目はサイズです。A4サイズとコンパクトにまとまっているので収納しやすいです。いざというときのために取り出しやすい場所に収納するのがおすすめです。
小さい事業所なら、他のもので問題ありませんが、10セット以上を一気に買う場合でも、LA・PITAは対応してくれます。URLをクリックすると出てくるお客様センターにかけてみましょう。丁寧に対応してくれます。
LA・PITA(ラピタ)防災セット A4エマージェンシーケース
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