ウィルス対策マスクのおすすめは?生地・機能・選び方を徹底解説

防災グッズ
スポンサーリンク
ソナエさん
ソナエさん

ウィルスを予防するためには、どんなマスクを着ければいいのかしら?最近、コロナウィルスで有名なマスクが全部売り切れているので、おすすめの買えるマスクを教えて!

マモル君
マモル君

「PFE」や「BFE」とか、マスクのグレードがよくわからないので、マスクの生地の比較方法についても説明お願いします!

大佐
大佐

分かりました!今回はウィルス対策用マスクの選び方について説明しますね!

この記事を読んでほしい人

  • ウィルス対策マスクのおすすめを知りたい人
  • マスクの選び方を知りたい人
  • マスク生地の比較をしたい人

おすすめのウィルス対策マスク3つ

結論、おすすめのウィルス対策マスクはこれです。

マスクの選び方を知りたい場合は更に下に読み進めて下さい。

【注意】手に入りやすい商品を選びましたが、売り切れで購入できない可能性もあります。また、価格の変動によって通販価格が変わる可能性があります。

1位:magfine 三層構造不織布マスク

おすすめ度:★★★★★

1位はmagfine(マグファイン)の三層構造不織布マスクです。Amazonで購入することができます。

PFE試験で96%以上の検査証明がなされています。また、BFE試験でも99%以上のフィルター率の検査証明がされています。プリーツ型であり、耳が痛くなりにくいソフトゴムタイプです。ウィルスを防止する性能としてはトップグレードだということです。

現在購入できるマスクの中では最もウィルスのフィルター効率・密着度が高い家庭用マスクです。

2位:はなぶさ使い捨てマスク

おすすめ度:★★★★★

2位は、はなぶさの使い捨てマスクです。Amazonで購入することができます。

PFE試験はしていないようですが、BFE試験で99%以上の試験証明書があります。しっかりと細菌(バクテリア)のフィルターができているという証明です。耳も痛くなりにくいゴムを使用しているようです。

PFEグレードが購入できない場合、またガーゼマスクだと不安という場合はこの商品が最も高性能な家庭用マスクです。

3位:Earth Reborn 立体構造マスク

おすすめ度:★★★★☆

3位はEarth Rebornの立体構造マスクです。Amazonで購入することができます。

PFE・VFE・BFE試験などはしていないようです。ただ、セールス文章には「3層構造により、花粉・ウイルス飛沫・PM2.5などを99%カット!」とあります。最低限のウィルス対策がなされていることが分かります。

立体構造なので、息苦しくないようなマスクを買いたい場合はこのマスクがおすすめです。

マスクとは何か

ここからマスクの選び方や生地の評価の仕方を学んでいきます。まずはマスクとは何か?について理解しましょう。

マスクの定義

マスクとは、天然繊維・化学繊維の織物または不織布を主な素材として口を覆う形状をした衛生雑貨のことです。

マスクの目的は、花粉やウィルス、ほこり等の粒子が体内に侵入することを抑制するとともに、咳やクシャミの飛沫の飛散を抑制することを目的に使用されます。

マスクは薬事法に該当しない衛生用の雑貨品として分類されています。

マスクの種類

マスクは大きく3種類に分類されます。

  1. 防塵マスク
  2. 医療用マスク
  3. 家庭用マスク

防塵マスクは主に工事現場・作業現場等で用いられるマスクです。

医療用マスクはその名の通り、病院で用いられる手術やウィルス研究等に用いられるようなマスクです。

家庭用マスクは、みなさんが知っているようなコンビニ等で購入できるマスクです。

密閉度としては、防塵≧医療>家庭用のレベルです。密閉度が高くなりすぎると息苦しくなるため、家庭用マスクは息苦しくないレベルを担保しつつ、ウィルスを通さないような工夫がなされています。

今回は「家庭用マスク」を中心に説明します。

マスクの歴史と素材

家庭用マスクの歴史

まずは家庭用マスクの歴史を知っておきましょう。

ウィルス対策等に用いられる家庭用マスクが開発されたのは、1948年(昭和23年)頃の日本だと言われています。

最初は「ガーゼ」を重ねて、ゴムひもをつけたものが初期のマスクとして流行しました。

その後、技術の進歩によって1998年(平成10年)頃に「不織布(ふしょくふ)」が一般的になりました。

この不織布が家庭用マスクに使用され、現在のプリーツ型や立体型のマスクが登場しました。不織布が飛躍的にマスクの性能を向上させました。

マスクの素材

マスクの素材には「ガーゼ」と「不織布」の2種類があるとお話しました。

ガーゼは、細いコットンを漂白して目の粗い平織りにした柔かい布のことです。

今で言うと、いわゆる「布マスク」と言われているものです。2020年に政府がコロナウィルス対策として日本全国に配布した布マスクはガーゼをベースとしたものです。

不織布とは、繊維を織らずに絡み合わせたシート状のもののことです。繊維を熱・機械的または化学的な作用によって接着または絡み合わせる事で布にしたものを指します。

家庭用マスクには「ポリプロピレン」がよく使われます。

画像で言うとこういう違いがあります。

ガーゼと不織布の網目を比較してみると違いが分かります。不織布の方が網目が細かいということが一発で分かりますね。

マスクの性能とは

マスクの性能を決める要素

マスクの性能を決める要素は主に2つあります。

  1. フィルターの捕集効率(密閉度)
  2. 形状(密着度)

マスクの性能でよく言われるのが「フィルター部分の捕集効率」です。濾過効率とも言われます。分かりやすく言うと密閉度です。どれだけ粒子を通さないかということです。フィルター部分とはガーゼや不織布などといった口に当てるの部分のことです。

この捕集効率が目的に合った大きさの粒子をろ過する機能になっているかがポイントになります。この目的物とは花粉、バクテリア、ウイルス対策、PM2.5等の微粒子といったものです。

【注意】捕集効率は良すぎると密閉されすぎて、息ができなくなります。なので、適切な捕集効率のものを選ぶ必要があります。

マスクの性能を決めるもう一つの要素が、「形状」です。

これはいかに顔にマスクを密着させ、フィルター部分以外からのウィルス等の侵入を防ぐかが評価のポイントになります。隙間をどうやってなくすかということです。

マスクの形状には平型、プリーツ型、立体型などがあります。

粒子の大きさ比較

花粉やウィルス等はそれぞれ大きさが違います。

下の図を見てもらえると非常に分かりやすいと思います。

人の細胞は10μm(マイクロメートル)の大きさです。これを基準に考えていくと分かりやすいです。

  • 花粉は30μm
  • 飛沫(くしゃみ等のツバ)は3~5μm
  • PM2.5等の微粒子は2.5μm
  • 細菌(バクテリア)は1μm
  • インフルエンザウィルスは0.1μm

コロナウィルスはインフルエンザと同じくらいの大きさです。

2020年の災害で有名になった「新型コロナウィルス(SARS-Cov2)」の大きさは0.05~0.2μm程度です。インフルエンザウィルスと同程度かもう少し小さいくらいです。通過してきやすいということです。

マスクの性能・規格の比べ方

ウィルス対策に一番いいのはPFE

結論、「PFE」と書かれているマスクがおすすめです。

日本のマスクの性能試験にはいくつかの種類があります。フィルター効率について評価したものが殆どであり、密着度を評価する手法はほとんどありません。

  • PFE
  • VFE
  • BFE

一つ一つ説明します。

PFEとは

マスクで一番有名なのがPFEという規格です。

PFEとは、Particle Filtration Efficiencyの略称で、日本語訳は「微粒子捕集(濾過)効率」です。

PFE試験を受けたマスクはPFEマークが付きます。

PFEは、マスクなどのフィルタ材が、微小な試験粒子を捕集(濾過)する性能を試験します。昔から花粉粒子や細菌の捕集効率試験はありましたが、それらより小さい粒子に対応しているのが特徴です。フィルター対象は「0.1μm」です。ウィルスの大きさです。

PFE試験はウィルスを防止できるかどうかをチェックする試験です。

  • インフルエンザウイルス
  • SARSウイルス(コロナウィルス)
  • 結核菌ウイルス

上記のようなウィルスをターゲットとしています。

新型コロナウィルスを気にしているのであれば、PFEマークが入っているマスクを購入するといいでしょう。

VFEとは

他にも有名なマスク規格としてVFEという規格があります。

VFEとは、Virus Filtration Efficiencyの略称で、日本語訳は「ウィルス飛沫捕集(濾過)効率」です。

VFE試験を受けたマスクはVFEマークが付きます。

VFEは、マスクなどのフィルタ材が、ウィルスを含む微粒子を捕集(濾過)する性能を試験します。フィルター対象は「1.7μm」です。ウィルスの大きさ+飛沫(ツバ)の大きさです。

VFEは、インフルエンザがくしゃみ等でマスクを通過するかどうかを試験しているという認識をしておけばいいです。

BFEとは

他にも有名なマスク規格としてBFEという規格があります。

BFEとは、Bacterial Filtration Efficiencyの略称で、日本語訳は「バクテリア飛沫捕集(濾過)効率」です。

BFE試験を受けたマスクはBFEマークが付きます。

BFEは、マスクなどのフィルタ材が、細菌(バクテリア)を含む微粒子を捕集(濾過)する性能を試験します。フィルター対象は「3μm」です。やや大きいサイズです。花粉の大きさ+飛沫(ツバ)の大きさです。

BFEは花粉を通すか通さないかのテストだという認識をしておけばいいでしょう。

新型コロナウィルス防止のためには「PFE」

「新型コロナウィルス(SARS-Cov2)」の大きさは0.05~0.2μm程度です。

新型コロナウィルスはSARSウィルスの1種です。SARSウィルスを防止するためには、下記の試験を受けたマスクをしておけばいいと言われています。

  • PFE試験
  • N95及びFFP2規格
  • 0.1um微粒子遮断率99%以上

実はPFE以外にもいくつか規格試験はあります。医療用マスクのグレードであるN95等があります。ただ、そうでなくても「0.1μm微粒子遮断率99%以上」と書かれてあれば、PFEやN95レベルの性能があると理解しておいて問題ありません。

マスクの形状の比べ方

マスクの形状には3つある

マスクの形状は3つあります。

  • 平型マスク
  • プリーツ型マスク
  • 立体型マスク

平型マスクは、マスクの代名詞ともいえる平面的なマスクです。ガーゼマスクはほとんどがこのタイプです。

プリーツ型マスクは、平型にプリーツ(折り込み、ひだ)を入れることで、装着した時に立体的になるように設計されています。これをプリーツ構造と呼びます。

立体型マスクは、顔のラインに沿ったマスクの形にして密着性を高めた立体型マスクです。

理想のマスクとは

ウィルスは顔全体を覆っていると侵入しにくい、外にも出にくいので、理想は立体型マスクです。ウィルスの侵入しにくさは「立体型>プリーツ型>ガーゼ型」の順番になるでしょう。

しかし、立体型マスクで、かつPFEグレードのものはなかなか売っていません。立体型マスクは機能性の低い不織布を使ったものなども多いので、悩ましいところです。

結論、「PFEグレード・プリーツ型」のものが、市販品の中で最もおすすめできるウィルス対策マスクになると考えていいでしょう。

マスクのチェック方法

ウィルス対策用の使い捨てマスクを購入するときには、いくつかのチェックポイントがあります。

  1. PFE試験に合格しているか
  2. プリーツ型か
  3. つけやすいゴムかどうか

一番確認したいのはPFE試験に合格しているかどうかです。代わりに「0.1μmのフィルター試験に合格している」「微粒子フィルター99%透過させません」などというチェックでもかまいません。ある程度のフィルター能力を保持しているかどうかを確認しましょう。

もう一つが平面型ではなくプリーツ型であることです。できれば立体型が理想ですが、コストも髙くなりますし数が少ないです。プリーツ型であれば問題ありません。

また、評価しにくいですが耳にひっかけるマスクゴムが下手にきつかったり、緩かったりしないことです。これは通販等のクチコミで比較するくらいしかありません。

おすすめは「マグファイン」

↑ ↑ クリックして購入

magfine(マグファイン)の三層構造不織布マスクが一番のおすすめです。

Amazonで購入することができます。PFE試験もBFE試験も実施しており、ウィルス対策のフィルター機能が証明されています。

また、ゴムもつけやすい形で、プリーツ型になっているので仕事をするときも、外出するときもつけやすい構造になっています。

とにかく家庭用の使い捨てマスクが欲しい!という場合は、これをおすすめします。

コメント