宮崎の地震が怖い!?「日向灘地震」に注意しよう(過去地震もまとめました)

防災インフォ
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この記事を読んでほしい人

  • 宮崎県沿岸部に住んでいる人
  • 家族が宮崎県に住んでいる人

最近、宮崎で地震が頻発している

2019年3月以降、宮崎県と大分県の沖合にある「日向灘沖」で地震が頻発しているため、宮崎県や大分県、鹿児島県に住んでいる人は注意しましょう。

もともと、日向灘は定期的に地震が起こる場所として有名です。昔から定期的に震度3~4くらいの地震が頻発している地域でもあります。

同時期に紀伊水道(和歌山県と徳島県の間)でも地震が発生しています。紀伊水道も日向灘も南海トラフに隣接しているエリアなので、南海トラフの前兆ではないかと怖がられています。

「日向灘地震」が怖い

実は発生可能性のある地震の1つに「日向灘地震」があります。

日向灘は昔から定期的に中型~大型の地震が発生しています。日本政府の地震調査研究推進本部の2004年レポートによると、日向灘地震は2種類あり、マグニチュード7.0クラスのものと、マグニチュード7.6クラスのものがあるといわれています。

両方とも、九州陸側のユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界面で起こるプレート間地震(海溝型地震)で、震源域は明確に特定できません。

日向灘地震の「頻度」は?

日向灘地震は過去、10年~50年周期くらいで発生しています。

  • 1996年 震度5弱
  • 1987年 震度5弱
  • 1970年 震度5
  • 1968年 震度5
  • 1961年 震度5
  • 1941年 震度5
  • 1931年 震度5

死者も出ていますが、震度6弱以上になった地震はありません(1800年代の九州沖地震で1回だけ6弱以上がありますが、政府はこれを日向灘地震とは認定していません)。

被害範囲は宮崎県、熊本県、大分県、鹿児島県、高知県などです。また、津波は最大で3メートルのものが来ていたようです。

日向灘地震の「想定震度」は?

日向灘地震の震度がどのくらいになるかといわれると、震度5弱~強といったところだと思われます。これは予言ではなく、上記の過去地震データです。もしかしたらもっと大きな震度になるかもしれませんが、10年~50年に1回起こっている日向灘地震をチェックするとその程度のレベルだということです。

琉球大学の木村政昭教授は、日向灘地震がマグニチュード8以上で巨大地震として起こる可能性もあると指摘しています。

日向灘地震は「津波」に注意

震度5というと、正直、日本の建築レベルでいうとそこまで大きな地震ではありません。地震による死者もほとんど出ないと思われます。

ただ、何が怖いかというと「津波」です。

津波が来ると、小さいレベルの津波でも人は流されます。そのために、しっかりと避難経路を確認しておくことをおすすめします。高台はどこか、近くのマンションは・・・などという事項を考えておきましょう。

「南海トラフ地震」はもっと怖い

宮崎市は、南海トラフ地震を最悪ケースだと想定しています。日向灘地震よりも被害が大きいと予測しているようです。

ただ、最悪なのが日向灘地震が発生して、そのあと南海トラフが連動して起こるケースですね。

南海トラフ地震の最悪ケースだと、宮崎県沿岸部に「最短18分」で津波が到達すると想定されています。また、南海トラフ地震による宮崎県の津波は9メートルから18メートルにも及ぶと想定されています。

家族と、地震が発生した時の集合場所を検討しておくことも有効です。また非常食なども自宅に用意しておきましょう。

津波が主に襲ってくるのは「宮崎市」「佐土原町」「高鍋町」「日向市」「延岡市」あたりです。

宮崎市ハザードマップ

日向市ハザードマップ

延岡市ハザードマップ

防災セットを買っておこう

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