
今度、外国人が入ってくるんだけど、防災用語の英訳が難しい。

安心して下さい!基本の単語を学べばすぐ上達しますよ!
意外と難しい防災英語
外国人と話ししていると、意外とよく出てくるのが「防災用語」です。
「日本は地震が多いんだって?」
「あなたの会社は防災訓練をやってるのか?」
そういったことが普通に出てきます。分かりませんでは話になりません。
最低限覚えておくべき防災用語の英語訳を11個まとめました。
覚えておくべき防災英語11つ
①防災
- Disaster prevention(ディザスタープリベンション)
- Disaster Preparedness(ディザスタープリペアードネス)
- Disaster defense(ディザスターディフェンス)
超基本ですね。防災と一言でいう場合はDisaster preventionがおすすめです。
②防災グッズ
- Emergency supplies(エマージェンシーサプライ)
- Disaster supplies(ディザスターサプライ)
防災グッズは下記のような「単品」「同一種類のグッズ」をイメージしています。つまり、複数のものをあつめた「防災セット」とは違う意味で表現しているということです。ただし外国人は「防災グッズ」と「防災セット」の使い分けはあまり気にしません。
おすすめはEmergency suppliesです。Suppliesは物資・備えという意味です。Emergencyを接頭につけると「防災の~」という意味合いになるので、他の言葉にも応用できます。
Disasterは「災害」という意味なので「災害グッズ」というような意味合いになりますが、Disaster suppliesでも通じます。
③防災セット
- Emergency kit(エマージェンシーキット)
- Disaster kit(ディザスターキット)
- Survival kit(サバイバルキット)
- Safety kit(セーフティキット)
- Go bag(ゴーバッグ)
「防災セット」は、防災グッズを沢山集めた「複数種類・大量のグッズ」というイメージです。
おすすめはEmergency kitです。防災グッズを複数入れたバッグである「防災セット」という意味合いで使うのであればフラットなイメージで一番伝わりやすいです。
Disaster kitだとやや仰々しいイメージ。Survival kitだと避難所での大量の水・食料が入っているイメージです。Safety kitはややスモールなイメージ、Go bagだとややこなれすぎていて素人がラフに使うには微妙かもしれません。
④防災訓練
- Emergency drill(エマージェンシードリル)
- Emergency exercise(エマージェンシーエクササイズ)
- Fire drill(ファイアドリル)
おすすめはEmergency drillです。外国人に一発で通じます。ただし、日本人に「drill」というと参考書を解くイメージを持たれがちで、日本人側に違和感があるため使いにくいかもしれません。その場合はEmergency exerciseを使ってください。
Fire drillは火災訓練を指しますが、防災訓練という意味合いでも使うことができます。
⑤避難場所
- Evacuation area(エバキュエーションエリア)
- Emergency evacuation area(エマージェンシーエバキュエーションエリア)
- Emergency assembly area(エマージェンシーアセンブリエリア)
- Designated Refuge Area(デジグネイテッドリフュージエリア)
避難場所とは、大きな公園や小学校の校庭など、屋根・建物のない芝生が生えているような屋外スペースのことです。(避難所は建物のことです、間違えないようにして下さい)
直訳だと「避難場所」ならEvacuation area、「緊急避難場所」ならEmergency evacuation areaです。端的にEvacuation areaと言う表現がおすすめです。
日本語訳で緊急避難場所、英訳版でEvacuation areaを使っている自治体・企業が多いですね。
⑥避難所
- Evacuation shelter(エバキュエーションシェルター)
- Emergency shelter(エマージェンシーシェルター)
- Refuge shelter(リフュージシェルター)
「避難所」とは体育館や公民館など、屋根があって寝泊まりできるところのことです。
おすすめはEvacuation shelterです。端的にShelterでも通じますよ。
指定されたという意味のDesignatedを頭に付けて、Designated evacuation shelter(指定避難場所)と言ったりもします。
⑦避難経路
- Emergency route(エマージェンシールート)
- Emergency procedure(エマージェンシープロシージャー)
おすすめはEmergency routeです。Emergency procedureというと避難方法・避難手順という意味になります。
⑧災害
- 災害(地震や津波、火事等の総称)=Disaster(ディザスター)
- 地震=Earthquakes(アースクエイク)
- 水害(津波や洪水等の総称)=Flood Disasters(フラッドディザスター)
- 津波=Tsunami(ツナミ)
- 洪水=Flood from rivers(フラッドフロムリバー)
- 土石流=Debris flow(デブリフロー)
- がけ崩れ・地滑り=Steep slope failure(スティープスロープフェイラー) / landslide(ランドスライド)
- 火事=Fire disaster(ファイアディザスター)
説明不要だと思いますが、この辺の用語は覚えておきましょう。
⑨余震
- Aftershocks(アフターショック)
余震はAftershocks1択です。
⑩防災アプリ
- Disaster preparedness app(ディザスタープリペアドネスアップ)
- Disaster prevention app(ディザスタープリベンションアップ)
東京防災(公式)はDisaster preparedness appと表現しているため、これがおすすめです。
⑪非常食
- Emergency rations(エマージェンシーレーション)
- Emergency provisions(エマージェンシープロビジョン)
- Preserved foods(プリザーブドフード)
おすすめはEmergency rationsです。”Ration”には携帯用の水・食料という意味合いがあります。軍事用語ですね。Rations(レーション)だけでも理解してくれると思います。
「食糧」を表す”provisions”でも通用します。Preserved foodsは保存食という意味ですが、意味は分かってくれるでしょう。
最後に(参考URL)
本ページの英語訳は下記の情報を参考にしています。
- 東京都国際交流委員会 災害時の外国人支援 Q&Aマニュアル
- 東京防災ハンドブック英語版
- DMM英会話 英語でなんてuKnow?
- 同僚の外国人へのヒアリング
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