防災のプロが教える、災害時の4大犯罪とその対策(空き巣・性犯罪・放火・詐欺)

防災インフォ
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知っておくと損しないのが「災害時の犯罪対策」です。

災害時には犯罪が多発する!

災害時はみんな逃げるのに必死だから、犯罪は起こらない、そう思っていませんか?その認識は間違っています。

地震や洪水でみんないなくなっている災害時こそ絶好の犯罪タイミングなのです。

家族と避難するのはいいですが、それは始まりにすぎません。他人と関わりあいが増えていく災害時こそ、しっかりと防犯意識をもっていないと、自分や家族が傷つくことになります。

災害時の「4大犯罪」

災害時にはこの4つの犯罪が多くなります。

  • 空き巣・窃盗
  • 性犯罪
  • 放火
  • 詐欺

特に件数が多いと言われているのが「空き巣・窃盗」です。そして起こったときに怖いのが「性犯罪」です。具体的な事例とその犯罪対策を示します。

災害時の犯罪対策

【1】空き巣・窃盗対策

大災害が起きたときは、すぐさま窃盗団が動き出します。彼らがまず狙うのが「スーパーやコンビニ」「銀行のATM」「自販機」です。

その後になって、各個人の自宅を狙い始めます。ただ、金を持っていそうな豪邸やマンションの部屋は優先的に狙われるため、気を抜かず対策が必要です。

彼らは金がありそうなところだけでなく「手早く盗めるところ」から盗んでいきます。なので、人がいなさそうな雰囲気を醸し出してしまうとアウトです。

・「避難所にいます」表示をしない

まず、地震や水害が発生した時にやりがちなのが、ドアの外側にデカデカと「避難所にいます」と張り紙をしてしまうことです。これは泥棒に入って下さいと言っているようなものです。

もしこういった表示をやるのであれば、郵便ポストの中やドアの内側に張り紙をするようにしましょう。それだけでだいぶ違います。いちばんいいのは、張り紙をせずに事前に家族の間で集合場所を決めておくことです。

・避難所より自宅にいる

一番効果的な対策は「自宅に家族がいること」です。

ラジオやネットの情報で、自宅周辺には津波がこないことが分かったり、地震でもそこまで倒壊していなければ、避難所よりも自宅にいるほうが安全です。空き巣対策にも一番効果的です。

・必ず1部屋は電気をつける

ライフラインが復旧して電気が通ったら、すぐさま電気を1部屋以上つけっぱなしにしておくことをおすすめします。空き巣は用心深いため、誰かいるかもしれないという可能性があるだけで入ってきません。電気はかなりの防犯対策になります。

・留守にするときはラジオをつける

留守にするときはラジオをつけっぱなしにするというのもかなり効果的です。電池のストックが少ないなら厳しいですが、ラジオはそこまで消費が激しくないため、電池1本程度であれば安いものです。

【2】性犯罪対策

性犯罪グループは、女性を甘い言葉で誘惑してから襲ってきます。

例えば風呂やトイレに案内するといって連れ出したり、食糧やブランケットなどの生活必需品を分け与えるから来てくれと車に連れ込んだり、力仕事を手伝った見返りとして肉体関係を強要してきたりします。

・1人で行動しない

まず1人で行動しないことです。

性犯罪グループは1人の女性を狙い撃ちにするからです。

できれば3名以上での移動が理想です。家族で移動したり、親族の男性と一緒に移動したりすることをおすすめします。それだけで犯罪率が格段に下がります。

・女性を強調するような服装をしない

避難所で普通のおじさんもストレスが溜まっています。普段なら何もしないオジサンが、いきなり狼に豹変してしまうこともあります。できるだけ露出の多い服装は避けましょう。

また、ピンク色の服装も避けましょう。遠目から一発で女性だと分かるため、犯罪グループに狙われる確率が高くなってしまうからです。黒一色だと夜見えなくなって逆に夜狙われやすくなってしまうため、黒白に加えて、青・赤・黄色等の原色の服も用意しておくとよいでしょう。

・見知らぬ人から施しを受けない

よくある性犯罪パターンが「見知らぬ人が車を出してくれたり、食事をくれたりした時に、連れ込まれて暴行を受ける」というシナリオです。

自治体や自衛隊なら良いのですが、ほとんど知らない人がいいことを言ってきたときは拒否しましょう。「すいません、遠慮しておきます」と言えるようになっておきましょう。

意外と災害時にはマンションの住人とかも性犯罪を起こす人が多いため、顔見知りでも気を抜かないようにしましょう。

・ホイッスルを持ち歩く

最悪、襲われてしまったら、叫ぶのが効果的です。

ただ、暴行を受ける瞬間、固まって声がでなくなるのが普通です。なので大きな音のなるホイッスルを持ち歩いておくと防犯になります。

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【3】放火対策

夜に放火されるパターンが多いです。しかし昼間も気を抜かず、変な匂いがしたり、物音がしたらチェックするようにしましょう。

・燃えやすいものを家の前に置かない

放火対策の基本中の基本です。燃えやすいものを置かないようにしましょう。

災害時はゴミが沢山でます。ゴミ収集車も動かないため家の前にゴミがたまりがちです。ですが、そういったゴミは放火魔にとって最高の放火対象になってしまいます。

ゴミがでても、できるかぎりベランダや裏口など、分かりにくい所、放火しにくい所にまとめましょう。

・明るい場所を増やす

意外と明るい場所を増やすと放火されません。

放火魔は夜、暗くて見えにくいところから放火するためです。可能であれば、ソーラータイプの防犯LEDライト(室外用)を購入しておくと、防犯になります。

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【4】詐欺対策

詐欺には色々なパターンがありますが、通帳を再発行させたり、変な団体に登録させたり、情報を取られて後で性犯罪に使われたり、非常に巧妙です。

詐欺対策には「怪しい人には声をかける」「でもその人とは仲良くしない」の2つが基本です。

・県外ナンバーに気をつける

詐欺団体は県外からやってくることが多いです。なので、県外ナンバーの車がうろうろしていたら気をつけましょう。

・見知らぬ人、アヤシイ人にはあえて声をかけよう

見知らぬ人がアヤシイ行動をとっていたら、あえて声をかけましょう。そうすると相手は「ここで詐欺は無理だ」と感じて撤退することがあります。

ただ、気をつけてほしいのは1人で声をかけないことです。こっちが1人だと相手はなめてかかってきて、最悪やられてしまいます。

・ボランティアで来たという人は所属を確認する

災害ボランティアの人は、本当に紳士な人もいますが、犯罪目的でボランティアを名乗っているケースも多いです。そういう人からは所属や連絡先を得ておきましょう。

ネットで検索してみて団体名が見当たらない場合、犯罪集団の可能性が高いため、すぐに退散しましょう。また、万が一があったときは連絡先は使えます。

まとめ

災害時は他人を信用しないこと、単独行動をしないことが重要です。

犯罪を避けるためには誰か信頼できる人と一緒にいることが大切です。人生は一回きりです。災害時こそ自分を大切に、慎重に行動して下さい。

防災グッズを準備していない場合、防犯も含めて何を買っておけばいいのか分からない場合、「防災セット」を1パック購入しておくのも効果的です。

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