スマートフォンにインストールしておくべき災害用のアプリってあるのかしら?実はよく考えたことないのよね。
いわゆる「防災アプリ」ですね!使えるアプリを紹介します。
防災アプリとは
災害が起こったときに起動して防災情報を受け取ったりコミュニケーションしたりする専用のアプリのことです。
特に、他のアプリと一番違う機能は「災害通知」です。
地震や津波などが発生した時に、アラート通知を受け取ることができます。
防災アプリを使うシーン3つ
主に3つあります。
(1)災害が起こる前の「勉強」
防災アプリには災害のことについて勉強する機能が備わっていることが多いです。防災グッズについて、災害情報の読み方について、避難所についてなどです。
事前にサバイバル術について勉強しておくと生き延びる可能性が上がります。
(2)災害時の「安否確認」
災害が発生した直後は混雑して携帯電話が通じなくなります。しかしネット会社が災害時Wi-fi等を起動するため、Webネットワークは繋がることが多いのです。実際に熊本地震の時はLINEが役立ちました。
そういったときに家族や会社の人との安否確認連絡をする手段が防災アプリになります。自分が生きていても、家族に何かあるかもしれないと思うと安心できませんよね?
昔は安否確認と言えば電話でしたが、今ではアプリを使う時代になってきています。
(3)災害時の「情報収集」
避難する時の情報収集能力は生死を分けます。
津波は来るのか?どの道路であれば混雑していないのか?どの自治体はどこを避難所にしているのか?食料や水の配給はいつあるのか?などです。
災害アラート含めて、防災アプリで一番重要な機能です。
避難した後にも、今の状況がどうなっていくのか定期的に知ることが大切です。自分と家族がうまく生き抜くためには情報が重要です。
防災アプリの選び方のポイント
防災アプリを選ぶ時は、3つポイントがあります。
- (1)情報の信頼性が高いこと
- (2)画面が使いやすいこと
- (3)動作速度が速いこと
まず、情報の信頼性が高いことです。これは必須です。
地震のアラートが来たけど地震が起こってない、洪水が来ているのにアラートが全く鳴ってない・・・そんなアプリは使い物になりません。しっかりとアラートを出してくれる信頼度の高いアプリを使いましょう。
もう一つ、安定して使いやすいことが挙げられます。
一度インストールして使ってみれば一発で分かります。悪いアプリはすぐ画面がシャットダウンしてしまったり、見たいページに遷移できなかったりします。アプリの動作が安定的なものにしましょう。
最後が、動作速度が速いことです。
動作速度は2つあります。アプリを起動する時、画面を動かす時の読み込み速度と、インターネットと繋げたときのデータダウンロード速度です。両方とも早くないと話になりません。情報を得るスピード感は生死に直結します。アプリの速度が速いものにしましょう。
■必須の防災アプリ3選
正直、この3つのアプリさえスマートフォンに入れておけば、災害時には何とかなります。これだけは確実に入れて下さい。必須アプリです。
【1位】Yahoo!防災速報
地震、台風、津波、土砂災害など12種類の災害アラート情報を速報してくれる無料アプリです。
要するに、災害アラートを鳴らしてくれる高精度アプリです。
現在地以外に、対象場所を3つ設定できます。自宅・勤務地・実家と3つ設定しておけば、どこで地震があっても即座に連絡がきます。情報の精度もかなり高まってきていて、無駄なアラートを鳴らしません。現在地から近くの避難所を検索する機能も付いています。
シンプルで高品質な災害アラートアプリです。
【2位】LINE
【3位】Twitter
災害時には、安全な場所にいる人、危険な状態にある人、各会社や自治体の公式アカウントが沢山の情報をつぶやきます。拡散力が高いため、自分のアンテナが低くても本当に知るべき情報が自動的に入ってくるところがポイントです。
このアプリの一番良いところは「ネット接続が不安定でも閲覧しやすい」ことです。一瞬だけでもネットに繋がれば、その一瞬でデータダウンロードして、オフラインでつぶやきを読むことができます。
災害時のアプリとして優秀です。
■おすすめの防災アプリ7選
Yahoo、LINE、Twitter以外に必要なアプリを紹介します。必須ではありませんが、気に入ったアプリがあれば、お好みで選んで入れてみて下さい。もしもの時に必ず役立ちます。
【4位】MAPS.ME
ほとんどのアプリは、ネットが繋がっていないと使い物なりません。でもこれは、事前に地図をダウンロードしておくことで、ネットに繋がっていなくても地図を使うことができます。
本来は「海外旅行時に使うアプリ」ですが、機能がかなり充実しています。
- 場所検索機能が高精度
- 周辺検索機能がある
- ナビゲーション機能がある
他のアプリは「東京駅」などと場所を検索しようとしても、毎回ネットにつないでしまい、遅いと検索できませんが、このアプリはオフラインで可能です。
また、周辺検索機能があり、現在地を設定すれば、その周辺にあるホテルや病院が分かります。災害時にこの機能はかなり重要です。
ナビゲーション機能もあります。現在地と行きたい避難場所を指定すれば、行き方をルーティングしてくれます。方向音痴の人にはかなりありがたい機能です。
【5位】radiko(ラジコ)
災害情報を聞くなら「ネットラジオ」が一番です。
ラジコはインターネット経由でラジオを聴くことができるアプリです。電話回線ではなくインターネットなので、災害時Wi-fiが繋がっていれば、ラジオ情報を聞くことができます。
なぜラジオ情報が良いのかというと、ラジオ情報は、その地域の災害情報を、信頼性の高い発信者によって発信しているからです。
緊急避難するときではなく、自宅や避難所でゆっくり聞くことをおすすめします。自分のいる場所がどういう状況になっているのか、食料配給はあるのかなどについていち早く情報を仕入れることができます。
【6位】全国避難所ガイド
実は日本って、避難所情報等の管理がめちゃくちゃです。市区町村別に情報管理しているため、統合的な情報元がありません。
しかし、この全国避難所ガイドは、そういった避難所情報を1つのマップにまとめています。どの地域の人でも近くの避難所をチェックすることができます。
自宅周辺だけをみるのであれば、他のアプリでも問題ないですが、幅広く情報を入手したい人はこれをインストールすると良いかもしれません。難点は少しアプリ動作が遅いことです。
【8位】Safety Tips
外国人ともコミュニケーションできるアプリがSafety Tipsです。
災害時にはケガをしたり、病気になったりしやすくなります。特に外国人が困っているというケースも多くなります。
基本的には「Yahoo!防災の英語版」と考えておけば間違いありません。もちろん日本語表示もOKです。中国語や韓国語でも表示できるので便利です。
特に職場近くで困っている外国人にさっとヘルプできると自分もほかのことをしやすくなるため助かります。
インストールしておくと万が一の時に役立ちます。Yahoo!防災が嫌だという人はセーフティティップスをインストールしておきましょう。
詳細解説はこちら。
【9位】トイレ情報共有マップくん
帰宅困難者になって、勤務先から自宅に数十キロ歩いて帰らないといけない・・・そんな時に役立つアプリです。
実は帰宅困難になったときに一番困るのが「トイレ」です。おしっこもれそう、大便したい、そういった突然の便意に悩まされますが、最寄りのトイレを調べるならこれがあれば一発です。
ネットが繫がってないとダメなので、Wi-fiが繫がるところで帰宅経路をチェックする時に、あわせてトイレの場所も確認しましょう。
【10位】マピオン
まとめ
防災アプリは、沢山インストールしすぎても意味がありません。防災用アプリは多くても5つ程度にしておきましょう。あとは災害発生後でも何とかなります。
普段使わないものを災害時にいきなり使いこなせと言われてもできませんよね?地震や津波がきても素早く対応できるように、普段から使っているものを災害時にも使うというのが理想の姿です。
この機会に、あなたのスマートフォンの使っているアプリと使っていないアプリを見直してみてはいかがでしょうか。
また、アプリを使うにはスマートフォンの充電を切らさないことが重要です!
災害時のスマートフォン充電について知りたい人は下記を読んで下さい!
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