南海トラフ地震は近い?そろそろ?政府が発表したガイドラインを解説します

防災インフォ
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この記事を読んで欲しい人

この記事は、南海トラフ地震について調べている下記のような人に読んで欲しいと考えています。

  • 南海トラフ地震の前兆を知りたい人
  • 南海トラフ地震で死にたくない人
  • 大地震が不安でしかたない人

2019年3月に政府がガイドライン発表

この記事を書いた理由は、2019年3月29日に、日本政府が南海トラフ地震に関するガイドラインを発表したためです。

どんなガイドラインなのでしょうか?

そのガイドラインを補足解説することがこの記事の目的です。

そもそも、日本政府は2017年頃から南海トラフ地震について少しずつ調査・発表を繰り返しています。これが何を示すかというと、日本政府も「そろそろ南海トラフ地震が起きるのではないか!?」と不安に思っているということです。

この動向は下手な予言者よりもよっぽど信頼性が高いと思います。表も裏も情報を持っているはずの日本政府が着々と動き出しているわけですから、日本国民としてしっかりと防災対応をする必要があるということです。

近くで大きめの地震があったら警戒しよう

2019年3月27日前後に、宮崎県沖で大きめの地震が5回発生しています。

これは怖いです。

マグニチュード5なので大地震ではありませんが、巨大地震が発生する前には、中規模の地震が発生する「前震」が起こることがあります。(前震のない巨大地震ももちろんあります)

実際、中規模の地震が巨大地震のトリガー(起爆剤)になる可能性も否定できません。もし自分の住んでいるエリアで中規模の地震が発生した場合は、防災準備を整えておきましょう。

ただし、そういった「前震」「地震雲」「月の満ち欠け」などによる地震発生については、しっかりとした理論が証明されているわけではありません。

現在、日本政府が一番信頼しているのは「スロースリップ(ゆっくりすべり)」というタイプの地震です。ガイドラインの解説にも出てくるため、チェックしましょう。

2024年8月にも宮崎県で震度6が発生し、南海トラフ地震が近いといわれています。

ガイドラインの解説

発表された本文はこれです。

(1)「臨時情報」の発表をチェックしよう

今回発表された内容は、要約すると実は1つだけです。

『南海トラフ地震が起こりそうだなと感じたら、日本政府は「臨時情報」を発表します。』

これだけです。

え?それだけ?と思うかもしれませんが、本当は結構な進展なのです。

一番重要なところを抜き出すと、こうなります。

  1. 南海トラフ地震臨時情報(臨時情報)
  2. 南海トラフ地震関連解説情報(解説情報)

この2つを発表しますよ、と言っています。順番は「臨時情報」→「解説情報」の順番になります。特にこの「臨時情報」が重要です。日本の地震運用としてもほぼ初の試みです。

(2)南海トラフは「3パターン」想定されている

これだけだと何のことか分からないので、今まで日本政府が発表してきたことをまとめます。前提として、南海トラフ地震は3パターン想定されています。

  1. 半割れケース
  2. 一部割れケース
  3. ゆっくりすべりケース

地図上で見ると分かるのですが、南海トラフ(岩盤の境界線)は、東西に延びています。日本政府はこの東西のどちらか片側で大きな地震が起こるケースのことを「半割れ(はんわれ)」と呼んでいます。

ガイドラインの参考例を見ると、西(四国側)よりも先に東(東海側)で発生するのではないかと思っているようです。

「半割れ」のイメージ

また、半分ではなく、一部の地域だけで中規模の地震が発生するケースもあると考えられており、それを「一部割れ(いちぶわれ)」と称しています。

「一部割れ」のイメージ

そして最後に、「ゆっくりすべり」というケースを想定しています。

「ゆっくりすべり」とは、海溝沿いの岩板プレートの境界断層が非常に遅く滑ることを指しています。そして、これは人が揺れを感じません。

この「ゆっくりすべり」は、日本の防災科学技術研究所で運用されている高感度地震観測網(Hi-net)で観測可能です。

2011年の東日本大震災以降の研究で、この「ゆっくりすべり」が、巨大地震の引き金になる可能性が分かってきました。政府は、これを南海トラフ地震検知の目玉にしています。

「ゆっくりすべり」のイメージ

南海トラフ震源域で、この「ゆっくりすべり」が発生したら、臨時警報を鳴らそう!と思っているわけです。

もちろん、「半割れ地震」や「一部割れ地震」が発生しても、臨時情報を鳴らして国民に警戒を促します。

(3)政府は南海トラフを「2段階」で考えている

ここまででわかったと思いますが、

  • 臨時情報で警鐘を鳴らす
  • 初期パターンは3つある

これが、政府が想定している南海トラフ地震だということです。

これが何を示しているかというと、南海トラフ地震は2段階の地震になる確率が高いということです。

第一段階として半割れ・一部割れ・ゆっくりすべりのどれかが発生します。すると政府は「臨時情報」を発表します。

そしてその後、第二段階として、臨時情報から数時間~2週間後をめどに、超巨大な「南海トラフ地震」が発生するというシナリオです。

まとめ

不安になった!と思うのであれば、最低限、まず防災セットを揃えておきましょう。早く防災セットを手に入れたい!と思っている人におすすめしているのが「Defend Future(ディフェンド・フューチャー)」という防災セットです。

この商品はAmazonプライムで購入することができるため、すぐに自宅に届きます。しかも価格も1万円とやや安めです。(1万5千円~2万円が相場です)

南海トラフ地震が起こったとき、ちゃんと生き延びたい、避難所でまともな生活をしたい・・・そう思う人は購入を検討してみて下さい。

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