台風対策用の防災グッズおすすめを専門家が紹介!(洪水対策含む)住まい別の避難方法も合わせて伝授

防災グッズ
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台風の時にも防災グッズは必須!

2019年10月12日頃に日本を襲った超大型台風「ハギビス」は日本に大きな影響を及ぼしました。

数日間にかけて日本を襲いましたが、10日時点での19号の中心気圧は915hPa(ヘクトパスカル)、最大風速は55m/sで猛烈な勢力となっていました。

日本周辺の平均気圧が1013hPaであるのに対し、平均的な台風時は970hPaくらいです。気圧は低ければ低いほど勢力が強いとされています。台風19号の勢力は異常だったということです。

日本全体が覆われてしまっています。大雨が降り、強風が吹き荒れ、死者も多くでました。

一番怖いのが、2010年代以降の日本は災害が起きやすくなっているということです。厳密にいうと、異常気象によって世界中で災害が起きやすくなっているのですが、特に日本は地震も台風も発生しやすいため、準備が必要です。

日本人は地震対策で防災セット・防災グッズを購入していることが多かったのですが、今後は台風対策にも防災セットが必要になるでしょう。

台風対策でおすすめの防災セット

「これだけ買っておけば安心」という台風対策でおすすめの防災セット(リュック)を3つ提示します。

1位 : ラピタプレミアム


ラピタプレミアム(1人セット)

一番のおすすめは「ラピタプレミアム」です。

防災セットのうち、一番高級路線の商品で、なんでも入ってる防災セットです。2人用で約3万円くらいします。1人用だと2万円くらいです。2人用をおすすめします。

最大の特徴が「おしゃれでコンパクトな防水リュック」です。

部屋のどこに置いておいても見栄え的に問題ない、しかも持ち出しやすい。そして30種類もの防災グッズがすでに入っています。ライト、ラジオ、非常用トイレ、ブランケット・・・そろってないものが無いくらいです。

地震・台風の両方に耐えられ、かつ軽くて逃げやすい、最強の防災セットがこのラピタ(LA・PITA)です。安物を買って後悔したくないのであれば、ラピタ一択です。

2位:ピースアップ水害対策防災セット

ピースアップ 水害対策防災リュック

2番目のおすすめが「ピースアップ」です。特にこの商品は「水害対策専用」の防災セットです。

価格も1人用で1万2千円と中程度の価格帯をしています。台風専用で購入するのであればこちらもおすすめです。

最大の特徴は「防水リュック」です。ラピタ以外だとこれしかありません。

リュックに含まれる総アイテム数も27点と十分な量です。ライト、非常食、レインコート、給水袋、ガムテープ等、台風・洪水対策専用になっています。

楽天でしか販売していないのが残念なところです。

ピースアップ 水害対策防災リュック

3位:山善防災リュック

3番目のおすすめが山善の防災リュックです。

これは安価な防災セットが欲しいという人向けです。リュックは防水仕様になっていません。

ただし中身は豊富で30種類もの防災グッズが入っています。最低限の安心を求めるのであればこれで十分です。価格が1人分で約4千円と、かなりコストパフォーマンスに優れます。

最低限の装備をしておきたい・・・そういう人におすすめします。

台風対策で役立つ追加防災グッズ5つ

(1)養生テープ

窓ガラスの飛散を防止するために養生テープが大活躍しました。

ただし、一般家庭で必要かどうかは判断すべきです、テープを貼るとはがすときに痛むおそれもあります。また、養生テープを貼ると強度は下がります。あくまでガラス飛散防止が目的です。

最近の家屋は、すでに最初からガラスに飛散防止用ワイヤーが組み込まれていることが多いです。その場合は特に養生テープを気にする必要はないでしょう。

1巻(まき)だとすぐ無くなってしまいます。購入するのであれば3~5巻を買っておいたほうがおすすめです。大量購入の方が単価も安くなります。

(2)レインウェア

MaxWantのレインウェアです。レインコートのカテゴリーの中でも、上下が別々の「レインウェア」が災害時に動きやすいです。

特に台風の時は地震と違って「着替える時間」があります。時間があるのであれば、しっかりとした防水・撥水加工のレインウェアを着るべきです。雨が降っているとすぐにずぶぬれになります。私も経験しましたが、一度台風の時に避難所等に歩いていくと、ずぶぬれになって風邪をひきやすくなります。

MaxWantは男女兼用ですし、通気性もよいため乾きも早いです。家族分買っておいた方がいいです。価格も約2,900円と手ごろな価格です。

(3)レインブーツ

レインウェアを買うならレインシューズも併せて買っておきましょう。

おすすめはHellozebraのレインシューズです。男女兼用です。撥水に優れているのと、靴が滑りにくい構造になっていること、やわらかいので防災バッグにいれっぱなしにできるという多くの利点があるため、推薦します。

価格も約3,000円と手ごろです。

(4)レジャーシート

私が台風被害にあったとき、一番役に立ったのが「レジャーシート」です。

避難所でも役に立ちますし、避難所やビルの中に入れず、廊下で居座ることになったとしても、座ることができるベースになります。レジャーシートが無いと、雨ざらしの中で辛い思いをします。

台風だけでなく地震でも役に立つため、1つ買って防災セットに入れておくと便利です。価格も千円台なのですぐ買えます。

(5)簡易トイレ

簡易トイレも重要です。台風では高層ビルのトイレですら目詰まりを起こす危険性があります。実際に今回の台風でもトイレが使えなくなったというビルが多数出ました。そういう時にこそ簡易トイレが効果を発揮します。

台風の際には野外に出てトイレすることすらできません。なので、家の中で簡易トイレを使うしかありません。家族の人数×10パックくらい買っておいた方がいいでしょう。

台風避難の考え方

避難所に逃げる

もし時間があるなら、最寄りの避難所に逃げましょう。

特に、足腰の弱い80歳以上の方は、台風が直撃する数時間前には高台の避難所に逃げておくことをおすすめします。もし高潮や堤防決壊等で浸水した場合、溺れてしまう可能性があるからです。

避難所は「Yahoo!」の「避難場所マップ」が役立ちます。

Yahoo!避難所マップ

使い方として、まず「災害」を選択し「自分の市区町村」を入力します。

内水氾濫

台風の場合は河川が決壊することを見越して「内水氾濫」をチェックしましょう。洪水でもほぼ同様です。市区町村は「川崎」と入れてみました。

避難所マップ

検索結果としてマップが出てきます。避難所があるため、クリックしてみましょう。各種災害に対応しているかどうかの○×がついています、必ずチェックしてから移動しましょう。

「上」に逃げよう!

垂直避難

台風避難が、地震避難と決定的に違うことがあります。

最寄りの高台の避難所が無い場合、もう台風が近づいていて避難所に行く時間が無い場合、自宅の2階以上かマンションの上層階に逃げるしかありません。

無理に外に出て、避難所を探す必要はありません。下手に大雨・強風の中、外に出ると命の危険があります。慎重になりましょう。

特にマンションの上層階に逃げても、上層階の住民が部屋にあげてくれることはレアケースでしょう。その場合、レジャーシートやレインウェアが大活躍します。廊下やホールで籠城しましょう。

とにかく、台風は一番危険な時間帯が半日程度です。そこをなんとかしのぎ切れば、普通の生活に戻れます。一時をしのぎきるためにしっかりと準備をしましょう。

防災セットは必ず購入しておきましょう。


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